週間見通し

[日本ユニコムコールセンターsupportコース取引さん]

金
8日のNY金相場は反発。スペインが先週末に緊急支援を受ける可能性があるとの期待から、買いが膨らみ、ユーロ高・ドル安から買いが入った。中心限月8月限は3.40ドル高の1，591.40セントで取引を終えた。8日のNY金相場は、対ユーロでのドルの堅調な動きを受けて安寄りしたが、その後はじり高の展開となった。スペイン政府が週末にも、信用不安の拡大回避に向け不良債権を抱える国内銀行の資本増強について欧州連合(EU)ユーロ圏諸国に金融支援を要請するとの観測から、為替相場がドル安・ユーロ高基調に転換し、金相場もこれを追う様に上昇した。また、週末のポジション調整のショートカバーも入り、プラス圏へと急浮上した。本日の東京金は、現在取引されている時間外取引が、1,600ドル台へと上昇している事と、為替相場が円安ぎみに推移している事などから、4,100円の攻防と考えられる。NY金が1,600ドル台をキープ出来るか注目したい。

日中取引レンジ 　 4,050円～4,135円　　


大豆
8日のシカゴ大豆は、外部要因のドル高と他商品の原油安に押されて小幅の反落となった。中心限月の7月限は1.75セント安の1，426.25セントで取引を終えた。米農務省によると、民間輸出業者は米国産大豆53万トンを中国とエジプト向けに売却したと報告した。米中西部では今週末に高温天候が見込まれており、生育期の大豆のストレスが掛かると見られている。10～12日にかけては小雨が降ると予想されているが、土壌水分の改善にはほとんど繋がらない見込みである。需給報告を前に、様子見姿勢が強いと考えられ、揉み合いの展開か？

日中取引レンジ 　　44,700円～45,500円

池末