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週間見通し


来週の金相場も今週と同様に下値模索の展開となる見通し。今週末の欧州連合(EU)首脳会議では、ドイツが消極的な姿勢(一部譲歩)を崩しておらず、目立った成果を打ち出せない懸念が強まっている。スペインとイタリアの借り入れコスト引き下げへの取組みを求める対応に苦慮しており、1,200億ユーロ(11兆8,000億円)の成長・雇用戦略を正式に打ち出せない可能性が出て来た。イタリアは迅速な行動の確約が得られない限り、成長協定の正式発表に同意しない旨を明らかにした。ドイツ当局はソブリン債問題への団結した行動や欧州中央銀行(ECB)による危機対応策拡大に向けた取り組みに反対している(週末29日に大統領発言等で相場を上昇したが)。スペインへの支援方法については、支援はスペイン政府に資金を貸し出し、スペイン政府が、資本不足の銀行に注入する形で行われるが、資金の出どころを、ユーロ圏緊急支援制度の欧州金融安定基金(EFSF)にするか、7月に発足する欧州メカニズム(ESM)にするかが課題となって来る。仮に、ESMを選択した場合、スペイン政府の破綻時にESMの融資が優先的に返済される為、ユーロ圏各政府の支持は高いが、民間金融機関は返済が後回しにされかねないとの警戒感から、スペインから資金の引き揚げを加速させる恐れがある。一方、EFSF選択した場合は、EFSFの融資は、破綻時に優先的に返済されず、ユーロ圏の負担は増す可能性がある。どちらを選択するか、協議は難航しそうである。何れにしても重要な事案(ユーロ共同債、銀行同盟)は先送りとなる見通しである。来週は、7月2日の日銀短観、3日の米ADP雇用者数、4・5日のBOE英中銀の政策決定委員会、5日のECB欧州中央銀行理事会、米新規失業保険申請件数、6日の米雇用統計と経済指標、イベントが目白押しで注目度の高い週となっているが、押し目買いで対応したいところである。2日新甫は相場が荒れると言う格言は生きるのか?7月の満月は4日、新月は19日。

週間取引レンジ  3,888~4,130円

池末


東京コーン
今週のトウモロコシ相場は、米主要生産地の高温、乾燥天候によって、米国産トウモロコシの生産高が減少するとの懸念から上伸した。今年は、高水準の作付け面積により豊作観測が強かったため、6月半ばまで価格の低迷が続いていたが、受粉期を迎え、高温・乾燥の非常に厳しい生育環境となった。今年の作付け・発芽は例年より早かったため、受粉も早くそのピークは7月第1週、2週と見られている.現在の天候予報では、継続して高温・乾燥状態が続きそうで、土壌水分の改善はかなり厳しい見通しとなっている。また、米農務省の需給報告では、イールド(単位面積あたり収量)は166ブッシェルと見込まれているが、今後下方修正される公算が高いが、どの程度までかが焦点になろう。本日29日には、米農務省から作付け面積報告と四半期在庫報告があるが、相場を大きく動かすような発表とはならないであろう。いずれにしても、当面は天候リスクが最大の変動要因となると思われる。

週間取引レンジ  24,210円~26,390円

中川
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