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【アイスクリーム頭痛】
　先週、関東地方も梅雨明けしました。とたんに気温は上昇し・・。そこで今日は、『太平洋高気圧の影響で、関東甲信を中心に気温が上昇し、東京都心では最高気温35.1度を記録して今年初めての猛暑日となった。・・。』(毎日新聞配信)　さっそく猛暑日とは今年も暑い夏になるんでしょうか。いずれにしても夏本番。冷たいものがおいしい季節がやって来ました。
しかし、カキ氷やアイスクリームを食べると、頭が「キーン」と痛くなる症状に悩まされませんか。中には、全く何でもないと言う方もいますが、経験された方は多いはずですよね。そもそもあの「キーン」って何なのでしょうか。実はこの現象を「アイスクリーム頭痛」と言うのだそうです。変った名前ですが、正式な医学用語とのこと。原因はまだ詳しくは解明されていないそうですが、二つの説があります。一つが、三叉神経などの中枢神経がアイスの刺激で混乱して起こる説。もう一つが、偏頭痛と同様に血管が一時的に拡張して起こる説です。初めの説は、カキ氷などを急に食べると、刺激が強すぎて神経を中継するところで情報が混線を起こしてしまい、本当は「口の中が冷たい」という情報が脳に伝わるところが、刺激が強すぎて「冷たさ」を伝える神経だけでなく、「痛み」を伝える神経までも刺激されてしまうらしいです。しかもその場所が「口」ではなく、何故か「頭」と言う具合に場所までも違う情報が混乱して脳に伝わってしまうそうです。ようは、あわてた伝達の結果みたいですね。もう一つの説ですが、冷たくなった口の中を温めるために、血量を増やそうとして頭の血管が太くなり、結果一時的に軽い炎症が起こり、頭痛が起こるとのことです。こちらは、実際に痛みが発生した結果ということですね。最近ではどちらも正しくて同時に起きていると考えられているみたいです。しかし、いずれにしても「アイスクリーム頭痛」は5分以上続くことはなく、もちろんカキ氷やアイスクリームそのものは体に悪いものではないので、病気などの心配はないそうです。では、痛くならないためには・・とにかくゆっくり食べることだそうです。・・でも折角のアイス溶けちゃいますよね。
　ちなみに、お店でアイスを頼むとよく付いてくるウェハース。この頭痛を防ぐのに役に立ち、さらに冷たさで麻痺した舌を回復させ、アイスをおいしく頂けるようにする効果があるそうです。

中川