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【芥川賞と直木賞】
 趣味は読書と言う方も多いかと思います。しかし、1990年代半ばより読書離れは進み、今や月に一冊も本を読まない人が、過半数を占めるそうです。そのため、出版不況の原因とも言われています。
 そこで今日は、『17日に発表された第147回芥川賞・直木賞は、芥川賞は鹿島田真希さんの「冥土めぐり」、直木賞は辻村深月さんの「鍵のない夢を見る」に決まった。・・・』(産経新聞配信) 「芥川賞」・「直木賞」ともに文学界における最高位の賞のひとつですよね。受賞おめでとうございます。これから、何かとお忙しい毎日になりそうですね。
 しかし、今でこそマスコミで大きく取り上げられる名誉な賞ですが、設立当初は殆ど社会的には話題にはならず、まして受賞者がその後、忙しくなることはなかったそうです。両賞は「文芸春秋」の創始者菊池寛が、友人の芥川龍之介と直木三十五の業績を記念して1935年に創設した文学賞で対象は新人の小説作品でした。当時(昭和初期)はひどい不況時代で、小説作家は生計をたてるのもままならない時代だったそうです。
 そこで菊池寛は、(1)新しい才能を継続的・定期的に発掘する (2)受賞することで注目され原稿料収入を増やす (3)雑誌が売れないとされる二月・八月に賞を発表し売り上げ増を計る と言う一石3鳥の効果を狙って賞を創設したと言われています。その後、大きな転機となったのが、1956年の石原慎太郎「太陽の季節」の受賞です。以来「芥川賞」・「直木賞」はマスコミに大きく取り上げられるようになり、いまや年2回の受賞はいつも注目されますよね。「芥川賞」・「直木賞」の違いは、簡単に言うと、作品のジャンルですが、「芥川賞」は純文学で、「直木賞」は大衆文学に与えられる賞です。どちらもすでに雑誌か単行本として出されている作品に対して与えられます。作品に与える「芥川賞」、人に与えられる「直木賞」とも言われ両賞のあり方は全く異なっています。そのため、一つの作品や作家が両賞を受賞することななく、今後もありえないと言われています。
 また「芥川賞」が新人「直木賞」は中堅作家にという違いからか、その後はどうしたんだろう・・と言う方が割りと多い「芥川賞」にたいし、「直木賞」はその後も順調な方が多いような気がしますね。いずれにしても、そうそうたる受賞者に名を連ねた御両名の今後の活躍が期待されますよね。
 ちなみに、「芥川賞」は6回候補されても受賞できないと、もう候補になることが出来ません。これを「卒業」と呼ぶそうです。

中川
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