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【オリンピック】
　いよいよ27日に開会式を迎えるロンドンオリンピック。203ヵ国・地域が参加し、8月12日までの17日間、26競技・302種目で熱戦が繰広げますね。我が日本選手団は男女293名と役員合わせ総数518名の規模で大会に臨みます。オリンピックは参加することに意義が？いいえ、今回は従来以上の手厚い国からの支援を受け「金メダル数で世界5位以上」を目指して、各種目に挑むそうです。
　そこで今日は、『米誌スポーツ・イラストレーテッドの最新号が、ロンドン五輪のメダル獲得予想を発表し、日本は・・金メダルを前回北京五輪よりも3個多い計12個獲得すると予想した。・・』(時事通信配信)　12個・・。前回の北京五輪で日本の金メダル数は9個で世界8位でした。ちなみに世界5位は、ドイツの16個です。前々回のアテネ五輪が16個でしたので、かなりの頑張りがないと「世界5位以上」の目標達成は難しそうですね。
　金メダルが全てではないですが、実は、今回の「世界5位以上」の目標は、文部科学省が課した「ノルマ」だそうです。昨年制定されたスポーツ基本法で、スポーツを国家戦略として推進することが明記されました。それに基づき日本の五輪での金メダル順位の目標は、「夏は5位以上、冬は10位以上」と設定されているそうです。日本の国際競技力向上を目指し、そしてメダルが有望な「ターゲット競技」を定め、重点的な強化を行なったそうです。たしかに、前回の北京五輪で金メダル数が首位に躍進した中国は、政府が後ろ盾するトレーニング制度を擁し新たな五輪大国の出現となり、そのままの勢いで今や世界の経済大国となっています。スポーツの意義からすると、経済効果だけを求めることには異論もあるかとは思いますが、歴史的に一人当たりGDP(国内総生産)が高いほど、メダル獲得数が多いというデーターもあるそうです。ご承知のように、日本は、かつてのような経済大国の自信は失いつつあり、いまだ経済回復も遅れています。再び、日本全体が元気になるきっかけにもなるのではないでしょうか。また、昨年の東日本大震災から復興する日本を世界にアピールする絶好の機会です。選手の皆さん、思う存分力を発揮して下さいね。
　ちなみに、ロンドン五輪金メダルの重さは、400グラム。ここ最近のメダルに比べ2倍以上の重さで、銀の上に金メッキをしたものです。また金の使用量は、最低6グラム以上と定められているそうです。

中川