来週の為替相場見通し=ボラタイルな展開か
来週のドル円相場は、中東情勢や日銀会合、為替介入を巡る思惑からボラタイルな動きが想定され、急速な値動きに注意したい。予想レンジは1ドル=152円50銭~156円00銭。
19日にはイスラエルがイランを攻撃したと伝わったことをきっかけに、為替相場がドル安・円高方向に大きく振れる場面があった。その後は投資家のリスク回避姿勢がいったん和らいでいるものの、中東情勢が一段と深刻化すれば安全通貨とされる円の需要が高まるだろう。ただ、流動性の高いドルには有事の買いが見込まれ、リスクオフのドル買い・円買いが交錯するなか値が大きく振れる可能性がある。また、日銀が25~26日に開く金融政策決定会合では現行の金融政策が維持される見通しだが、24年度の物価見通しが上方修正される可能性があり、追加利上げ観測が高まると円が買われそうだ。日本政府・日銀による円買い介入への警戒感が依然として根強いこともドル円相場のボラティリティ(価格の変動率)を高める要因となる。
なお、来週に海外で発表される主な経済指標としては、22日に4月のユーロ圏消費者信頼感・速報値、23日に4月のユーロ圏及び米国の購買担当者景気指数(PMI)速報値と3月の米新築住宅販売件数、24日に4月のドイツIFO企業景況感指数と3月の米耐久財受注、25日に1~3月期の米実質国内総生産(GDP)速報値と前週分の米新規失業保険申請件数、26日に3月の米個人消費支出(PCE)と4月の米ミシガン大学消費者態度指数・確報値などが予定されている。
出所:MINKABU PRESS
19日にはイスラエルがイランを攻撃したと伝わったことをきっかけに、為替相場がドル安・円高方向に大きく振れる場面があった。その後は投資家のリスク回避姿勢がいったん和らいでいるものの、中東情勢が一段と深刻化すれば安全通貨とされる円の需要が高まるだろう。ただ、流動性の高いドルには有事の買いが見込まれ、リスクオフのドル買い・円買いが交錯するなか値が大きく振れる可能性がある。また、日銀が25~26日に開く金融政策決定会合では現行の金融政策が維持される見通しだが、24年度の物価見通しが上方修正される可能性があり、追加利上げ観測が高まると円が買われそうだ。日本政府・日銀による円買い介入への警戒感が依然として根強いこともドル円相場のボラティリティ(価格の変動率)を高める要因となる。
なお、来週に海外で発表される主な経済指標としては、22日に4月のユーロ圏消費者信頼感・速報値、23日に4月のユーロ圏及び米国の購買担当者景気指数(PMI)速報値と3月の米新築住宅販売件数、24日に4月のドイツIFO企業景況感指数と3月の米耐久財受注、25日に1~3月期の米実質国内総生産(GDP)速報値と前週分の米新規失業保険申請件数、26日に3月の米個人消費支出(PCE)と4月の米ミシガン大学消費者態度指数・確報値などが予定されている。
出所:MINKABU PRESS
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