<動意株・24日>(前引け)=ニチダイ、リンカーズ、鉄建建設

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/04/24 11:32
<動意株・24日>(前引け)=ニチダイ、リンカーズ、鉄建建設  ニチダイ<6467.T>=急騰。一時79円高の439円とストップ高寸前まで上値を伸ばす場面があった。独立系精密金型メーカーで業界大手に位置、精密鍛造品やターボチャージャー部品、焼結金フィルターなどで高い商品競争力を有している。足もとの業績も合理化努力に加え、金型や精密部品が会社側の想定を上回って推移しており、23日取引終了後に24年3月期の業績予想の修正を発表した。経常利益段階で従来見通しの2億5500万円の赤字見通しから一転して6400万円の黒字に上方修正。更に未定だった年間配当は6円(前の期実績も6円)を実施することを発表、これを手掛かり材料に投資資金が攻勢をかける格好となった。

 リンカーズ<5131.T>=ストップ高で底値離脱へ。23日の取引終了後、オンデック<7360.T>とM&A事業で提携すると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。オンデックも高い。M&A支援とプラットフォーム開発、ビジネスマッチングの3つの領域で協業を進める。製造業分野におけるM&Aアドバイザリー業務を通じ顧客企業の成長を支援するほか、オンデックが進める企業提携に関するプラットフォーム開発において、リンカーズがノウハウや知見を提供する。更に、リンカーズが提供するSaaS型ビジネスマッチングシステム「Linkers for Business」をオンデックに導入。顧客のM&A以外のニーズに対しても幅広く支援する体制を整える。

 鉄建建設<1815.T>=大幅反発で年初来高値更新。2700円近辺で収れんする5日・25日移動平均線からマドを開けて上放れる急動意をみせている。鉄道工事に強みを持ち、JR東日本<9020.T>を筆頭株主かつ主要顧客とするが、豊富な手持ち工事を背景に完工利益が拡大し、足もとの業績は会社側の想定を上回り好調に推移している。また、為替差益も営業外収支の改善に寄与している。23日取引終了後、同社は24年3月期業績予想の修正を発表、経常利益は従来計画の10億円から22億7000万円(前の期比2.4倍)に大幅増額しており、これを好感する買いを呼び込んでいる。同日に新たな中期経営計画も発表し、29年3月期に営業利益80億円以上(今期計画は9億5000万円)を目指すとしており、これもポジティブ視された。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
2,835.0
(05/02)
-15.0
(-0.52%)
214.0
(05/02)
-16.0
(-6.95%)
381.0
(05/02)
-33.0
(-7.97%)
1,205.0
(05/02)
-64.0
(-5.04%)
3,015.0
(05/02)
+20.5
(+0.68%)