信越化の24年3月期は最終益27%減、半導体市場の調整局面が継続◇

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/04/25 15:37
 信越化学工業<4063.T>は25日の取引終了後、24年3月期の連結決算を発表した。売上高は前の期比14.0%減の2兆4149億3700万円、最終利益は同26.6%減の5201億4000万円だった。シリコンウエハーやフォトレジストを手掛ける電子材料事業では、半導体市場の調整局面が継続した。塩化ビニールなどを手掛ける生活環境基盤材料事業や機能材料事業とともに、減収減益となった。

 25年3月期の通期業績予想は現時点で合理的な算定が困難とし、第1四半期(4~6月)の予想を開示した。売上高は前年同期比2.4%減の5850億円、最終利益は同21.9%減の1200億円を見込む。

 あわせて同社は、三益半導体工業<8155.T>に対し株式公開買い付け(TOB)を開始する予定だと発表した。買い付け価格は1株3700円で、完全子会社化を目指す。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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