アジア株 香港株は大幅反発、不動産不況脱却期待 豪ウェストパック銀行は大幅安、米シティが豪銀行株売却へ

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/05/09 14:20
アジア株 香港株は大幅反発、不動産不況脱却期待 豪ウェストパック銀行は大幅安、米シティが豪銀行株売却へ

東京時間14:02現在
香港ハンセン指数   18535.92(+222.06 +1.21%)
中国上海総合指数  3156.96(+28.48 +0.91%)
台湾加権指数     20673.20(-27.31 -0.13%)
韓国総合株価指数  2713.61(-31.44 -1.15%)
豪ASX200指数    7716.90(-87.59 -1.12%)
インドSENSEX30種  73112.25(-354.14 -0.48%)

アジア株は高安まちまち。

香港株は大幅反発。レノボや美団、テンセントホールディングス、バイドゥなどハイテク関連が上昇している。不動産不況からの脱却が期待されており、CG SERVICESや九龍倉置業地産投資、華潤置地、龍湖集団、新鴻基地産発展など不動産株も買い戻されている。上海市場でも保利置業集団や北京万通新発展集団、中国国際貿易中心など不動産株が総じて上昇している。

北京や成都などに続き杭州市でも住宅購入規制が撤廃された。杭州市には高額物件があるほか、アリババなどハイテク大手の本社があることから各地から人材が集まっている。規制撤廃を受け、さらなる住宅需要の増加が期待される。

今週末の中国4月物価統計への警戒感は高まっている。PPIは下落ペースがやや鈍化し、CPIは3カ月連続でプラスになることが予想されているが、予想より弱ければ投資家心理が再び悪化する恐れがある。

豪州株は大幅下落、銀行株の下げが目立つ。ウェストパック銀行は5.6%安。米シティが豪州の銀行株を売却し鉱業株を購入する時期かもしれないと指摘したことが懸念されている。コモンウェルス銀行、NAB銀行、クイーンズランド銀行、ANZ Group Holdingsも下落。一方、ウッドサイドエナジーやサントス、ビーチエナジーなどエネルギー関連は軒並み上昇している。

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)