日経VI:低下、株価の下げ幅限定的で警戒感は緩和

配信元:フィスコ
投稿:2024/05/09 16:05
*16:05JST 日経VI:低下、株価の下げ幅限定的で警戒感は緩和 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は9日、前日比-0.87(低下率4.19%)の19.88と低下した。なお、高値は19.96、安値は17.93。昨日の米株式市場は主要指数が高安まちまちで東京市場の手掛かり材料となりにくかったが、今日の東京株式市場は概ね堅調で、日経225先物は午前の時間帯は概ねプラス圏で底堅く推移した。午後は売り優勢の展開となったものの売り急ぐ動きは見られず、下げ幅が限定的だったことから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩和し、日経VIは終日、昨日の水準を下回って推移した。

日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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配信元: フィスコ