午前:債券サマリー 先物は小幅続落、日銀の政策修正観測が重荷

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/05/10 11:15
 10日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は小幅に続落した。前日の米国市場で長期債相場は上昇(金利は低下)したものの、日銀の政策修正観測が重荷となった。

 9日朝に公表された4月の日銀の金融政策決定会合の「主な意見」を受け、円債市場では早期の追加利上げ観測が台頭。外部環境を受けた買いは限定的となり、売りに押される展開となった。財務省はこの日、30年債入札を通告した。82回債のリオープン発行で、発行予定額は9000億円程度、クーポンは1.8%。市場では投資家からの需要を一定程度集めると想定されている。

 先物6月限は前営業日比4銭安の144円25銭で午前の取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回り(長期金利)は横ばいの0.905%で推移。一時0.910%をつけた。


出所:MINKABU PRESS
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