藤井産業、前期経常を30%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も25円増額

配信元:株探
投稿:2024/05/10 13:30
 藤井産業 <9906> [東証S] が5月10日後場(13:30)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の43億円→55.8億円(前の期は42億円)に29.8%上方修正し、増益率が2.2%増→32.6%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の18.8億円→31.6億円(前年同期は25.2億円)に67.8%増額し、一転して25.7%増益計算になる。

 業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の75円→100円(前の期は65円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当連結会計年度における売上高は、マテリアルイノベーションズカンパニーは電設資材事業において資材調達が困難な中で先行手配による高圧設備案件と電線・配管類の販売が堅調に推移しました。インフラソリューションズカンパニーにおいては産業システム事業の医療機器関連、半導体関連、物流関連を中心に主力製品の販売や設備投資案件が堅調に推移したこと、建設工事が全てのエリアで好調だったことなどから、前回予想を上回る見込みとなりました。また、利益面においても増収に加えて、商材調達の早期対応などによる原価改善や、収益性の向上を見据えた販売の取組みなどから、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は前回予想を上回る見込みとなりました。以上の状況により2023年5月12日に公表した通期業績予想を上記のとおり修正いたします。

 当社は、株主の皆様への利益還元を経営上の重要政策のひとつとして考え、将来の事業展開を見据え永続的な経営基盤の確保に努めるとともに、業績等を総合的に勘案し、安定した配当の継続を基本方針としております。このような方針のもと、2024年3月期の年間配当予想につきましては、1株当たり75円(中間25円、期末50円)としておりましたが、通期業績において上記のように前回予想を上回る見込みとなったことから、今後の業績やキャッシュフローの安定性等を総合的に勘案した結果、1株当たり配当金の予想額を25円増配し、100円(中間25円、期末75円)に修正することといたしました。※上記予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後様々な要因により予想値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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