甜菜糖、今期経常を一転30％減益に下方修正、配当は5円増額

　日本甜菜製糖 <2108> [東証Ｐ] が2月14日後場(14:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比31.1％増の12億円に拡大した。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の20億円→14億円(前期は19.9億円)に30.0％下方修正し、一転して29.8％減益見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の12億円→14億円(前期は12.6億円)に16.7％上方修正し、一転して11.1％増益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2.2億円の黒字→3.7億円の赤字(前年同期は5.6億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　同時に、期末一括配当を従来計画の50円→55円(前期は50円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は5.7億円の赤字(前年同期は5億円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の-4.2％→-4.6％に悪化した。

株探ニュース