ＭＣＰｓ、今期経常を75％下方修正

　マナック・ケミカル・パートナーズ <4360> [東証Ｓ] が3月29日大引け後(16:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の0.4億円→0.1億円(前期は11.7億円)に75.0％下方修正し、減益率が96.6％減→99.2％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の500万円の黒字→0.2億円の赤字(前年同期は7億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　難燃剤事業において、国内外の市場環境悪化が継続しており、電子材料部材や家電製品等に使用される一部プラスチック用難燃剤需要の大幅な減少が継続しております。ファインケミカル事業においては、電子材料製品市場の低迷が継続したことに加え、一部の医薬関連製品の需要が減少いたしました。　また、2024年２月29日公表の「連結子会社の異動（株式譲渡）に関するお知らせ」に記載した事由により、特別損失を約93百万円計上予定であります。一方、保有する一部の政策投資株式について売却を行い特別利益を計上するものであります。　上記理由により、前回発表予想から売上高、利益ともに減少する見込みであります。　　以上の業績動向を踏まえ、2023年11月27日に公表いたしました2024年３月期通期連結業績予想数値を上記のとおり修正いたします。　　※上記予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の実績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。