重松製、今期経常を46％上方修正、配当も5円増額

　重松製作所 <7980> [東証Ｓ] が3月10日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の7.1億円→10.4億円(前期は6.5億円)に46.5％上方修正し、増益率が8.7％増→59.3％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の2.7億円→6億円(前年同期は5.3億円)に2.2倍増額し、一転して11.9％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→15円(前期は10円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期通期の業績につきましては、新型コロナウイルス感染症第７波の影響もあり、感染症対策向けマスクの受注が引き続き好調に推移しております。また主要顧客である製造業の受注動向も、新型コロナウイルス感染症の影響を受けたものの、生産活動の持ち直しを反映して堅調さを維持しました。 　以上の結果、売上高は前回公表した予想を上回る見込みであります。 　また、利益につきましても、売上高の増加に伴い、営業利益、経常利益、及び当期純利益もそれぞれ前回予想を上回る見込みであります。

　　 当社は、株主の皆様に対する利益還元の充実を経営の重要課題のひとつとして位置づけるとともに、経営環境及び業績動向等を踏まえ、強固な経営基盤確保のための内部留保に配慮しつつ、安定的かつ継続的な配当の実施を基本方針としております。 　2023年３月期の期末配当金につきましては、上記の基本方針を踏まえ、当期の業績及び今後の事業計画等を総合的に勘案いたしまして、2022年５月10日付けで公表しておりました、１株当たり10円00銭を15円00銭に変更させていただくこととしました。（注）上記予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績、配当金は今後の様々な要因により、予想数値と異なる結果となる可能性があります。